そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

2017年4月の特に気に入ったアルバム

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世間はゴールデンウィークとか言ってますが、もう完全に夏なのでお先に水出しでアイスコーヒーをはじめています。まだ4月だぜ、おい。

dubstronica.hatenablog.com

2017年4月の特に気に入ったアルバム

Dragtime: The Root & Future of Modern Harmony - EP

Dragtime: The Root & Future of Modern Harmony - EP

  • Diggs Duke
  • アンビエント
  •  

Diggs Dukeによるラグタイムを再構築したEP。一応アンビエントというカテゴライズが便宜上されているようですが、このEPに収録されている曲群はパブリックドメインになっているラグタイムの名曲の特にピアノロールがもつハーモニーの再発見のためのエディット、といった趣のもののようで、Chopped & Screwedっぽくなっているピアノのそれぞれの原曲を聴くと耳馴染みのあるフレーズばかりなのが驚きます。それらがテンポとビートから解放されたときにこんな不思議な心地良さで癖になって仕方がない素晴らしいアンビエント作品になる。そういうのもそもそものハーモニーの妙、という再発見を促しているのでしょうか。私自身はラグタイムは、昔戦前ブルースにハマって掘っていた時に『RCAブルースの古典』というコンピの中で多少耳にした程度なので、改めて原曲となったラグタイムもあわせて掘り起こしたくなりました。Apple Musicにもラグタイムのプレイリストがあったりするので聴いてみると良いと思います。

 

ALL-AMERIKKKAN BADA$$

ALL-AMERIKKKAN BADA$$

  • ジョーイ・バッドアス
  • ラップ
  •  

私は普段、それが日本語であろうと英語であろうと音楽を聴いている時に歌詞がぜんぜん頭に入ってこないという残念なタイプなので、それを一旦置いておいてメロディーとかリズムなんかをメインで楽しんでいます。その視点からHIP HOPを聴いていること自体もったいないことではあるのですが、そういう耳でも楽しいものというのがやはり好みということになります。トラックとラップの絡みはバンドの中の1楽器のソロのように聴いているんだと思います。このアルバムはとっても心地良いメロウさがここ最近聴いたHIP HOPではダントツで、おかげでどんなことを歌っているのか調べて聴いたりしています。私にとってはそういうのが良いHIP HOPのアルバムです。

 

Q

Q

  • 女王蜂
  • ロック
  •  

1曲目の「アウトロダクション」の吸引力に耳を掴まれてとそのまま一気に3曲目「DANCE DANCE DANCE」あたりまで無呼吸運動のように凝縮したパワーとメロディーが血中に入り込んで来て「ウワー!」と声を出したくなった。アルバムとして再生を始めても曲単位で聴いていることが多いと感じる昨今、単位としての「アルバム」の力強さに食らってしまう傑作ではないでしょうか?もちろん曲単位でピックアップしてもクオリティ高いものばかり。こりゃスゴいホントかっこいいよ!!!

 

23

23

  • HYUKOH
  • オルタナティブ
  •  

「ザ・俺たちが聴きたかったロックアルバム」という説得力があふれたヒョゴの新譜。私はグランジ世代なのでおそらく「ロックアルバム」というものに変な距離を感じながらきているのですが、かつてArctic MonkeysやCajun Dance Party、Interpolあたりに感じていたザ・ロックバンド感の系譜としてこのバンドが聴こえています。これらのバンドからは、ライブを見てみたい!と思わせる、アルバムの先にありそうな収まり切らなかったダイナミズム、というのが私の受ける印象の共通項のようです。

 

Dreaming High

Dreaming High

  • Pedro Martinez
  • ジャズ
  •  

『Caipi』を買っていないので、それまでの予習として聴いているペドロ・マルチンスのアルバム。Apple Musicではアーティスト名が「Martinez」と間違えて登録されており、おかげでApple Musicで「Pedro Martins」と検索してもこのアルバムはヒットしない。早いとこ気づいて直してあげてほしい。このペドロ・マルチンスは度々話題に出しているJazz The New Chapter誌でもインタビューされています。アウトテイクも以下で読めます。

《Jazz The New Chapter 4 for Web》ペドロ・マルチンス & アントニオ・ロウレイロ ・インタビュー Talks about 『Caipi』OutTakes|柳樂光隆|note

 

Só

  • Antonio Loureiro
  • ジャズ
  •  

ペドロ・マルチンスと共にヘビーローテーションになっているアントニオ・ロウレイロの2nd。ロウレイロに関する高橋氏の解説「アントニオ・ロウレイロそしてティグラン・ハマシアン|kentarotakahashi|note」を読むとライブアルバム『In Tokyo』にも俄然興味がわくのだが、個人的にはJTNC4やさきほどのアウトテイクにもあるSon Lux『We Are Rising』へのコメントがグッと来た。インディー・クラシックの流れとブラジル ミナス新世代がこうやって繋がってくると各文脈で聴き直してみるみたいな楽しみ方が立ち上がってくる。

 

部屋のスピーカーで聴く、通勤中のイヤフォン/ヘッドフォンで聴く、ふらっと入ったカフェのBGMで聴こえてくる、といった聴き方が変わることで聴こえ方が変わるという感覚と同じくらい、どういう文脈で聴くか?というのは楽しいもので、そのアーティストが好き、ジャンルが好きからさらに、その地域の他の音楽や、その時代の他の音楽、もっというとその時代の映画や時代背景みたいなことまで気になりはじめると沼は沼なんだけど、横串が通った瞬間の感動ったらありゃしないよ、というのを酔っぱらうと巧く説明できずに「アメリカヤバい」と言い続ける自分のめんどくささを思い出してしまったので、この辺でやめます。

 

カイピ Caipi (Japan Edition)

カイピ Caipi (Japan Edition)

 

 

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